Smiley face
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8月28日、東京都町田市の和光中で開かれた、学校の教員らに向けたドル平泳法の学習体験会。息の吐き方から確認する

 記者は小学3年まで、水泳が苦手だった。息継ぎができなかったからだ。

 それが4年のある時、息継ぎのコツをつかんだ。顔を水面から上げた瞬間に、まず息を吐く。すると、直後に自然と空気が吸えた。この年、25メートルを泳げるようになった。

 学校の水泳授業では、呼吸法の習得が不十分なままでも、浮くことやバタ足などで進むことを教える指導が少なくないと聞く。

 「その指導は、進むことで浮…

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